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パチンコホール売上 10月度は前年同月比84%に改善 経産省統計

経済産業省が毎月実施している「特定サービス産業動態統計調査」をもとに算出した2020年10月度の遊技機1台当たりの月間売上高は、前月より6千円高い33万1千円(1日当たり1万1千円)だった。前年同月比では83.6%で、前月より5.2ポイント改善した。

新型コロナウイルス感染症拡大防止のために発令された緊急事態宣言下は5月下旬に解除され、翌6月は前年同月比69.0%、7月には同79.1%へと回復した。しかし高齢者層を中心に、新型コロナウイルスの感染を懸念する層が来店を見合わせていると考えられ、これ以降は足踏み状態が続いていた。

経産省の同調査は全数調査ではなく、パチンコホール売上上位企業を対象にしたもの。店舗数合計は1,204店で全国店舗数の約13%を占める。


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According to the statistics of the Ministry of Economy, Trade and Industry, 1,204 pachinko parlors which are managed by major pachinko operators gained 216.8 billion yen in October 2020.
Converting that into the per unit, the average revenue per pachinko/pachislot machine per month declined by 16.4 percent compared to the same month of the previous year to 331 thousand yen (US$ 3.3 thousand) in October. However, the year-on-year rate improved slightly compared to September.
Recovering business conditions from the COVID-19 pandemic crisis is very slow, and the 80-percent-condition could become 'new normal' for the pachinko industry.

note) In the pachinko industry, revenue means Gross Pay-Ins, the sales amount of pachinko balls and pachislot tokens rented to customers minus unutilized balls and tokens.

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