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The U.S. Gaming Market: A Tale of Two Recoveries 米カジノ市場 2つの市場での回復に違い

アメリカのカジノ産業のCOVID-19パンデミックの影響は均質ではなく、一部の市場では前年の水準を上回っている。2つの市場の差異、そして今後の回復の見込み、iGaming(オンラインギャンブル)の展望などをGlobal Market Advisors パートナーのブレンダン・バスマン氏が解説。※日本語記事は英語記事の下 by BRENDAN D. BUSSMANN Brendan D. Bussmann is a Partner and Director of Government Affairs with Global Market Advisors (GMA).  GMA is the leading provider of consulting services to the gaming, entertainment, sports, and hospitality industries.   Every aspect of the gaming industry around the globe has been impacted by SARS-CoV-2.  In the United States, this has been felt very directly as every casino at one point was closed during the Great Shutdown of 2020.  Some properties began to reemerge in May and openings have continued up until today, but a percentage have still remained shuttered as demand in some parts of the United States have not met the levels needed to reopen.  Some amenities at these properties have also struggled to reopen with occupancy limits placed on food & beverage outlets and hot...

現場から経営幹部を目指す人へのアドバイス  How to Build A Strong Career in Gaming Industry

フランシスコ・ヴィダル  元アドミラル・カジノ・スペインCOO by Francisco Javier Vidal Caamaño   Former COO - Director of Operations ADMIRAL CASINOS SPAIN 私は昨年、ヨーロッパ有数のゲーミング企業 NOVOMATIC GROUP のスペイン法人アドミラル・カジノ・スペインで、COOとしてカジノ施設を運営しながら、新規施設の開業準備を進めていました。アドミラル・カジノ・スペインの3つめのカジノ施設「 Casino Admiral Granada 」は11月29日に無事に開業しました。ここで私は仕事に一区切りをつけて、大学に戻ることにしました。ちょうどよい機会ですので、ゲーミング産業でのキャリアを振り返りながら、若い方々へのアドバイスをお伝えしたいと思います。  「ゲーミング業界で強固なキャリアを築く健全な方法は?」。私はしばしばこういった質問を受けますが、大学を卒業して1990年代の後半にカジノディーラーとしてスタートし、ヨーロッパ圏の主要カジノオペレーターのスペイン市場でのCOOになるまでの私の道のりは伝統的なものだったと言えます。ディーラーからCOOになるまでには、少なくとも8つの職位の階段を上らなければなりません。一般的には、Casino Dealer、Casino Supervisor、Pit Boss、Floor Manager、Deputy Manager (number 2 of the casino)、Casino Manager、Director of Operations (Gaming) 、COOです。  とはいえ、一部の人間がカジノフロアでの業務というタフな仕事を回避して幹部の地位にスピード出世するケースを多々見てきました。こうした幹部のうち、称賛に値する人物はごく一部で、彼らの大半は結局は行き詰まります。同僚や部下から尊敬を得られないという過ちを犯すのです。しかも彼らは、顧客が何に満足を感じるかといったことを体感していないため、判断ミスをして周囲を混乱させます。  若い世代は、スマホで必要なものすべてを手に入れるのに慣れているので、忍耐力がありません。伝統、長年続いた慣習をいとも簡単に無視します。それが今風だというこ...

IR開発コンサルタント 日本の雇用政策に懸念 IR industry consultant Niall Murray showed concerns with lack of low‐salaried manpower for Japan IR.

マカオの在マカオフランス商工会議所(France Macau Chamber of Commerce)で11月27日に開かれたイベントで、IRの開発・運営コンサルタントのナイル・マーレイ(Niall Murray)氏が、「日本 ~統合型リゾート出ずる国」(Japan – The Land of the Rising Integrated Resorts)と題した講演をして、日本でのIR導入プロセスに関する課題ついて語った。 マーレイ氏が特に指摘したのは、日本政府がマカオ政府と同様に、外国人の雇用に制限をかけるようIRオペレーターに圧力をかける可能性。 マーレイ氏は2004年にラスベガス・サンズの上級幹部として「サンズ・マカオ」の開業にかかわったことを振り返り、「私たちはマカオ政府に対して従業員の87%をマカオ人にすることをコミットし、彼らにとって良い仕事を確保した」と説明。 そして、「日本がマカオやシンガポールで採用されているよい雇用政策を導入することを期待している。地元の人を優遇し、高い賃金の仕事を提供すべき」( We believe they will follow Singapore and Macau, giving locals first preference. They’ll get the higher paying jobs.)としながらも、それほど高い賃金が支払われない清掃やメンテナンス要員などの仕事には需給のギャップが生まれ人手不足が生まれる指摘。 「我々マカオのIR産業はいまだにこの問題を抱えている。日本はこの問題が起こる前に法律に実践的な解決策を組み込むべき。そういう賃金の低い仕事を担う人たちが(海外から)日本に働きに行けるよう、外国人雇用を緩和する法律が導入されることを期待する」(We’re still having challenges here, so they need to build practicle solutions into the law early on to ease the process.)と述べた。 この発言の背景には、IRに関連する仕事への厳しい外国人雇用制限によって、マカオの失業率が極めて低い(1・7%)ということがある。このためマカオのIR事業者は、清掃やメンテナンスなどの仕事の採用が非常...

カジノ エグゼクティブが提言する人材政策 ~“UP or OUT”が企業を健全化する 

フランシスコ・ビダル   アドミラル カジノ COO Francisco Javier Vidal Caamaño COO - Director of Operations ADMIRAL CASINOS SPAIN カジノディーラーの多くは1、2年もするとたいていの種目のディーリングは覚えてしまい、そこから急速に知識の吸収量はフラット化し、同じ作業の繰り返しの中で、「飽き」が始まるのが現実。しかし空調が効いた空間、座り仕事、定期的な休憩時間と、恵まれた労働環境にあるため自ら辞める従業員は少ない。管理職ポストの登用に生え抜き優先主義を掲げるNOVOMATIC GROUPのフランシスコ・ビダルCOOは、この問題を乗り越えるために「Up or Out」制度の導入を提唱している。 アカデミックな視点からのIR産業の捉え方にも関心を寄せ、7月に東京を訪れたビダルCOOに聞いた。〔文中敬称略〕by Tsuyoshi Tanaka (Amusement Japan) (プロフィール) アドミラル・カジノ・スペイン(NOVOMATIC GROUP)」のCOO、オペレーションディレクターとして、マーケティング、F&B、IT、HR、セキュリティー&サべーランス、会計監査、ゲーミングオペレーションの指揮を執る。 1994年にスペインのUSC(University of Santiago de Compostela)経済・経営学部卒業後、カジノディーラーとしてゲーミング業界のキャリアをスタート。ロンドン(Grosvernor Casino)、ラスベガス(Luxor Casino)で2年間勤務後、スペインのレジャー企業GROUP COMARに移りカジノフロアマネジャー、オペレーションマネジャーとして経験を積む。CRISAでオペレーションディレクターを務めた後、複数のカジノ企業を経て2019年1月から現職。この間、Pontifical Catholic UniversityでMBAを取得したほかネバダ大学リノ校ほか複数の大学のビジネスプロフラムを修了。 'Up or Out' system would make the company healthy. ──カジノ企業においては、ディーラーの「能力開発」をどう定義していますか? ディーリングのプロフ...

IR開業がもたらす経済波及効果  ~サプライヤーのビジネス機会

INTERVIEW ナイル・マーレー  マーレー インターナショナル代表 統合型リゾート(IR)の誕生が目の前に迫っている。IR設置は大きな経済波及効果が期待されるからこそ、地方自治体は誘致を目指している。どのIR事業者が選ばれようと、日本の事業者(サプライヤー)から膨大な量の製品・サービスを調達することになる。サプライヤーにとって大きなビジネスチャンスが生まれるのだ。IR誘致を推進している佐世保商工会議所でサプライヤー向けのセミナーを終えたコンサルタント、ナイル・マーレー氏に話を聞いた。〔文中敬称略〕  text by Tsuyoshi Tanaka(Amusement Japan) Niall Murray Chairman of Murray International Group ──今回の来日は、佐世保市や長崎県内の中小事業者向けのセミナーでしたね。IRが開業すれば、地域の事業者はサプライヤーとして大きなビジネスチャンスがあるわけですね。 マーレー  マカオ、シンガポール、ラスベガスなどIRの導入に成功した国では、IRを、経済を刺激し、海外からの投資を引き寄せ、ビジネス旅行者および娯楽旅行者を増加させ、失業者を減らし、未開発の地域を活性化し、税収を引き上げる策であると見ています。日本もIRに同様の期待をしています。これは間違いありません。私自身がアメリカ、マカオをはじめ、数カ国で多くのプロジェクトに参加してきて、開業前と開業後の都市の変化を見てきました。 ──日本ではIRの規模や地域への経済波及効果が具体的にイメージされていないかもしれません。 マーレー  まず、IRの主要な特徴をご説明しますと、次の3つです。第1に、統合されていること。一流のカジノに、ホテル、F&B、MICE、小売店、ナイトライフ、スパ、レジャー、エンターテイメント、スポーツ施設、テーマパークが備わっています。第2に、幅広い客層への訴求。ゲーミング客とノンゲーミング客の両方へ。そして高額を消費するVIP層から、ビジネス旅行者、地元の人など幅広く集客します。第3に、大規模。施設そのものが非常に大規模であり、大きな先行投資を呼び込み、多くの観光客数を引き寄せ、税収、雇用創出の効果も非常に大きいのです。 IRは開発費が数十億ドル(数千億円)規模の大型リゾー...

Casino in Colombo,Sri Lanca

I visited a certain leisure & hospitality company in Colombo,Sri Lanca last year. Before that, when the company exhibited at Tourism EXPO Japan 2018 held in Tokyo in September 2018, I dropped by its stand. The company demonstrated table game at its stand. I had not known the company at that time, but I got interested in the casino industry in Sri Lanka. There are three casinos in Sri Lanka. Two out of three are practically be managing by same company. 90 per cent or more of customers are from India. That was first time for me to visit such casinos.  >>> Please read the following link. https://tanaka-tsuyoshi-dts.blogspot.com/2018/11/ballys-colombo.html

アメリカ 先住民部族カジノ ~地域社会に欠かせない基幹産業 The American Indian Gaming Model

クレアモント・グラデュエイト大学(米カリフォルニア州)の評議員会で、ミッション・インディアン系のサン・マヌエル族(San Manuel)元会長のデロン・マルケス(Deron Marquez)氏が、テンプル大学(東京)の現代アジア研究所主催の講演会に登壇。マルケス氏は、日本ではあまり知られていない、トライバルカジノ(アメリカンインディアン部族が運営するカジノ)について説明した。 デロン・マルケス(Deron Marquez)氏 講演タイトルは「Integrating The Casino Gaming Industry in Japan: The American Indian Gaming Model」で、日本で統合型リゾート(IR)の導入準備が進んでいること背景に企画されたもの。現在、IR誘致に前向きの北海道に対して、トライバルカジノ事業者であるモヒガン(米コネティカット州、モヒガン部族)、フォックスウッズ(米コネティカット州、マシャンタケット・ピクォート部族)、ハードロック(米フロリダ州、セミノール族)が参入意向を示している。 アメリカには326の先住民部族保留地があり、それぞれが一定の自治権をもつ部族政府を形成している。白人に土地を奪われ不毛の地に強制的に移住させられた部族にとってカジノは重要な産業で、アメリカにある約1000のカジノ施設の約半数が連邦政府の認定を受けた部族が所有運営するトライバルカジノだ。トライバルカジノではない、民間企業(ラスベガス・サンズ、MGM、シーザーズ等々)によるカジノはコマーシャル(商業)カジノと呼ばれる。両者は異なる法律によって規制されており、部族によるゲーミング施設はインディアン賭博規制法(IGRA)によってクラス1~3に区分されている。クラス3がいわゆるカジノ施設(トライバルカジノ)だ。2017年のアメリカのカジノのゲーミング収益はトライバルカジノが311億9600万ドル(約3兆3864億円)、コマーシャルカジノが417億5800万ドル(約4兆5332万円)だった。 IGRAは、部族のゲーミング事業の収益の使途を、「部族政府の運営やプログラム」「部族とその構成員の一般的な福祉」「部族の経済発展を促進」「慈善団体への寄付」「地方自治体機関の運営資金」と規定している。マルケス氏はアリゾナ・インディアン・ゲ...

9.5 million people played Pachinko in 2018

On 18th July, the Japan Productivity Center (JPC), a non-profit organization and non-governmental organization established in 1994, released result of the survey on leisure and pastime activities among Japan residents in 2018. I attended JPC's press briefing. According to JPC's estimate, the overall revenue of Japan's leisure and pastime industry in 2018 was 71.9 trillion yen, increased by only 0.1 percent from previous year.  The number of participants in government-operated gambling, such as Horse Race betting, Bicycle Race betting, Speed Boat Race betting, Motor Cycle Race betting, Lottery, increased from previous year. And each industry's revenue also slight increased. How was the Pachinko industry? note) Pachinko industry means stores which operate PACHINKO machines and PACHISLOT machines under the Entertainment Business Law. Those stores belong to a different category from the game centers. note) According to the Japanese legal definition, PACHINKO and PACH...

IR導入のためには専門家の知識移転が必要 ~IR/カジノの学術研究は産・官に何をもたらすのか? 第2回

マカオがラスベガスのカジノ収益をしのぐ世界一のカジノ都市ということは良く知られているが、もしかしたら医療費が無償で15歳までの義務教育費も無償の高福祉社会というということはあまり知られていないかもしれない。カジノ産業を厳しく規制しながらその産業規模を拡大させ、高福祉社会を実現するには、政府側にも産業側にも高度な知識・技術を持つ人材が必要だったはずだ。 これから統合型リゾート(IR)が誕生する日本は、誰がこの役割を担うのだろうか。 文=田中剛(Amusement Japan編集部) text = Tsuyoshi TANAKA・editor