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パチンコホール来店客の44% 「2日に1回以上」遊技 一部ファンへの依存度の高さ鮮明に

一般社団法人 日本遊技関連事業協会は4月3日、2019年11月に実施した2019年度の「パチンコ・パチスロファンアンケート調査(ホール来店客調査)」の結果の要約版を公表した。

本調査は例年実施されているもので、全国の日遊協加盟企業の有するホールおよび九遊連青年部加盟ホールの来店客に店内で実施したもの。本調査の母集団は「来店している遊技客」であり、回答者の偏りを避けるために、実際の来店者の性・年代構成比、パチンコ・パチスロプレー客構成比にできるだけ近くなるように配慮し、1ホールあたり約20人に実施した。合計30法人、162ホールの協力により来店客2811人から回答を得た。ただし、集計にあたっては、性・年代構成比を変更する補正がなされている。※末尾を参照

同調査の報告書要約版によると、ホール来店客のパチンコ・パチスロ遊技時の1日あたりの平均的な使用金額(直近3カ月の平均)は、「1万円~3万円未満」が最も多く40.3%。「5000円未満」は13.5%、「5000円~1万円未満」は20.0%。「3万円~5万円未満」は16.9%、「5万円以上」は8.3%だった。




来店客の最も多くを占める平均「1万円~3万円未満」使用するプレイヤーの年代構成比で最も多いのは60歳以上で28.4%。次いで40代で22.5%。18歳~29歳はわずか12.8%。※年代の構成比については末尾の注釈を参照
1回あたり平均の使用金額が「5万円以上」のプレイヤーの年代構成比を見ても、最も多いのは60代以上で26.7%、次いで40代で26.0%。18歳~29歳の構成比はわずか12.2%だと報告している。
※年代の構成比については末尾の注釈を参照



来店客の半数は使用金額の上限を決めておらず、「1日単位で上限を決めている」プレイヤーは29.1%。1回あたり平均利用金額が「5万円以上」のプレイヤーでは75.1%が使用金額の上限を決めていない。
来店客のヘビーユーザー割合の高さも明らかになった。店内にいるプレイヤーの44%は「2日に1回程度」より高い頻度でホールに行っていて、「ほぼ毎日」の頻度で通っている層が26.8%。使用金額別にみると、1回あたり平均使用金額が「5万円以上」層の来店頻度が最も高く、55.7%が「2日に1回程度」より高い頻度でホールに行っており、40.7%が「ほぼ毎日」のペースで通っている。


   *   *
〔注〕本調査は、各店舗の実際の来店者の性・年代構成比、パチンコ・パチスロプレー客構成比にできるだけ近くなるように各層の回収サンプル数を配慮するよう実施された。しかし集計にあたっては、総務省調査によるパチンコ行動者(=過去1年の間に1回以上遊んだ人)の性・年代の構成比に準拠させるよう補正が行われている。
「来店客している人」と「過去1年の間に1回以上遊んだ人」は異なる母集団であり、性・年代の構成比が異なる。例えば、実際に回収された2811サンプルのうち18歳~29歳は26.1%、60代以上は19.0%だったが、集計によって、18歳~29歳の構成比は10.7%に減幅の補正、60代の構成比は34.6%へと拡幅の補正がなされている。
そのため調査結果は母集団である「来店している遊技客」の代表性が失われている点に留意する必要がある。

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