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パチンコホール 富山・栃木・岐阜で店舗減少顕著

警察庁が5月に発表した資料によると、2020年12月末時点の全国のパチンコホール店舗数(営業許可数)は前の年より604軒(6.3%)減少し9035軒だった。遊技機台数(備付台数)はパチンコ243万2563台(同4.9%)、パチスロ157万2048台(同4.0%)、スマートボール等を含んだ総台数は400万4787台(4.6%)だった。
2019年12月末からの1年間で店舗数の減少率が最も大きいのは富山県(13.7%減)。次いで栃木県(13.0%減)、岐阜県(9.8%減)。
遊技機台数の減少率が大きいのは京都府(8.2%)、熊本県(8.1%)、群馬県(7.9%)。

1店舗あたり平均設置台数は443.3台で前の年より8台増加。300台以下規模の店舗は319軒減ったが、501台以上規模の店舗は47軒しか減っていない。店舗の閉店は小規模店ほど多いことが知られているが、この警察庁の統計でもそれが裏付けられている。
平均設置台数が最も多いのは富山県(578.7台)で、最も少ない島根県との差は208.7台。富山県は前述の通り店舗減少が顕著で、大型店が残った結果、平均設置台数が7.3%増加した。

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