経済産業省が毎月実施している「特定サービス産業動態統計調査」をもとに算出した2021年8月の遊技機1台当たりの月間売上高は、前月より1万円減少し32万9100円(1日当たりに換算すると前月と同水準)だった。
8月は、パチンコホールの営業は制限されていなかったものの、緊急事態宣言下にあり、飲食店の営業が夜8時で終了するなど生活者の行動は制限された状態だった。これも一因となり、遊技機1台あたり月間売上は前年同月を7.6%下回った。COVID-19パンデミック前の2019年8月と比較すると27.4%減少。今年1月以降、2019年同月比でおよそ3割低い水準が続いている。
同調査は全数調査ではなく、売上規模が大きい大手~準大手法人を対象にしたもの。調査対象法人の店舗数合計は1,173店で全国店舗数の10数%を占める。
上記の調査結果から計算した遊技機1台当たり売上の変化はあくまでも大手~準大手法人の営業店舗の売上傾向を表しているものであり、市場規模の変化の幅を表すものではない点に注意。
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