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前ネバダ州ゲーミング管理委員会会長がライセンシングを解説/Ms. Becky Harris, the former chairwoman of the Nevada Gaming Control Board lectured on Nevada's gaming licensing basics in Tokyo.

12月上旬、前ネバダ州ゲーミング管理委員会(Nevada Gaming Control Board, NGCB)の前会長のベッキー・ハリス(Becky Harris)氏が、都内で投資銀行が開催したクローズドのフォーラムに登壇しNGCBの役割およびネバダ州のゲーミング法を解説した。
ハリス氏は、「ネバダ州の規制をベストだと言うつもりはないし、日本に押し付けるつもりもない。唯一のベストプラクティスというものは存在しない。規制、ライセンシングは各国政府の目標やリソースに合ったものにしなければならないからだ」と前置きして、ネバダ州においてライセンシングは、排除すべき事業者・人物を規定するものであり、政府が不適格者の業界への関与を制限できるようにする公共政策ツールだと意義を述べた。続けて、ライセンシングの基本は、①審査基準(Criteria)、②基準の適用の厳しさ(Standards)、③背面調査を受けなければならない従業員のレベル(Level of Review)、④背面調査の幅(Breadth)、⑤背面調査の深さ(Depth)から成ると説明。
審査基準は、道徳的性格、誠実さ、犯罪とのかかわりがない、財政能力、ビジネス経験(能力)を証明しなければならない。審査において背面調査を受けなければならない株主、役員、従業員のレベルについては原則が定められている。
プレゼンテーションの中でハリス氏が強調したのは、「持ち株比率や役職に関わらず、ゲーミング管理委員会が、『この人物はカジノ事業に大きな影響力を持っている』と判断すれば調査をすることができ、ライセンス取得を義務付けることもできる」という点だ。
日本では2020年1月にカジノ管理委員会が設置され、ゲーミングに関わる細かな規則が決定されていくが、「世界で最もゲーミング産業が成熟している」と評されるネバダ州のゲーミング規則は、日本のカジノ管理委員会がこれを下敷きにするはずと見られている。日本がどのようなゲーミング規則を定めるのか、IR事業者や投資家のみならず多くの関係者が注視している。〔by Tsuyoshi Tanaka〕

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