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遊技機1台当たり売上 8カ月連続前年割れ:2月度 Revenue of major pachinko operators was declining.

経済産業省の統計から、2月度のパチンコ・パチスロ遊技機1台あたりの月間売上高が8カ月連続して前年同月を下回ったことがわかった。

サービス産業の売上高等の経営動向を把握するために、経済産業省が毎月実施している「特定サービス産業動態統計調査」をもとに2020年2月度の遊技機1台当たりの月間売上高を算出すると前年同月より1万2800円(3.1%)減少し40万3400円だった。前年同月を下回るのは8カ月連続。1日当たりに換算すると1台当たりの売上高は1万4407円(28営業日で計算)。


調査対象企業の2月度の合計店舗数は1229店舗で、1店舗当たり平均設置台数は536.9台。これは2019年12月末時点の全国平均である435.3台を大きく上回る。従業員総数は3万3187人(うち1万4618人が正社員)。
同調査は、特定のサービス業に属する事業を営む企業(又は事業所)のうち当該業種の全国(又は特定の地域)の年間売上高の概ね7割程度をカバーする売上高上位の企業(又は事業所)を調査対象にしている。ただしパチンコホール事業については、本調査が捕捉している上位企業の売上高合計は全国店舗の約18%、店舗数合計は約12%にとどまっている。

   *   *
As a result of calculating the statistics of the Ministry of Economy, Trade and Industry , it was found that the revenue of major pachinko operators was declining.
The average revenue per pachinko/pachislot machine per month declined by 3.1 percent year-on-year to US$ 3.75 thousand in February 2020.
note) In the pachinko industry, revenue means the amount of money inserted into a pachinko/pachislot machine. And approximately 85% of pay-ins will be returned to the player.
In comparison to the same month of the previous year, revenue declined for eight consecutive months from July 2019. This means that even major operators are losing their ability to attract customers.
The statistic, ’Monthly Report on the Current Survey of Selected Service Industries’ examines just the higher rank operators in sales, not complete survey.

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