フィリピン・マニラ首都圏の大型カジノホテルなどゲーミング施設が閉鎖されて、まる3カ月が経過している。ゲーミング規制機関PAGCORは5月下旬に営業再開の請願書を提出し、COVID-19対策で設置された省庁間タスクフォース(IATF)からの承認を待っているが、6月14日現在でゲーミング施設の営業再開の日程はまだ明らかになっていない。
PAGCORのアンドレア・ドミンゴ(Andrea Domingo)CEOは6月8日に開催されたオンラインカンファレンス「ICE Asia Digital 2020」の基調講演の中で、営業再開の見通しについて6月の少しでも早い時期の段階的な再開を望むとしながら、7月になる可能性もあるとした。
PAGCORのアンドレア・ドミンゴ(Andrea Domingo)CEOは6月8日に開催されたオンラインカンファレンス「ICE Asia Digital 2020」の基調講演の中で、営業再開の見通しについて6月の少しでも早い時期の段階的な再開を望むとしながら、7月になる可能性もあるとした。
ドミンゴCEOは、「安全のためにソーシャルディスタンスを取らなければならず、すべてのテーブルやゲーミング機を稼働させるわけにはいかない。さまざまな感染予防策を講じなければならない。しかし安全の次に重要なことは、フィリピンの雇用の維持です。ゲーミング産業は13万2000人の直接雇用を抱える産業です。これ以上、雇用が失われないことを望みます。もう一つ重要なことは我々は収益を最大化する必要があるということです。我が国の政府は、COVID-19のワクチン開発、検査や治療態勢の強化、医療従事者のケアなどのためだけでなく、COVID-19危機の後の経済発展のためにもお金を必要としているのです」と、経済の回復のためにもゲーミング産業を再開させ税収を生み出す必要性を説いた。
フィリピン国内で初めてCOVID-19症例が確認されたのは1月30日。翌31日にフィリピン入国管理局は中国湖北省からの渡航者の入国を禁止し、2月2日には入国禁止対象を中国本土とその特別行政区(香港,マカオ)に拡大した。
フィリピン保健省(2月7日付け勧告)は感染拡大を防ぐため、多くの人が集まる行事への参加を避けることを強く求め、大規模な行事等の開催を当面中止することを推奨した。
3月7日に国内6件目の症例が確認されると、政府はCOVID-19アラートシステムをCode Red sublevel 1 に引き上げ。
3月9日、合計の症例確認が20例に。
フィリピン保健省(2月7日付け勧告)は感染拡大を防ぐため、多くの人が集まる行事への参加を避けることを強く求め、大規模な行事等の開催を当面中止することを推奨した。
3月7日に国内6件目の症例が確認されると、政府はCOVID-19アラートシステムをCode Red sublevel 1 に引き上げ。
3月9日、合計の症例確認が20例に。
3月12日、公衆衛生警戒水準をCode
Red sublevel
2(最高レベル)に引き上げ、マニラ首都圏の全ての学校の4月12日までの閉鎖、多くの人が集まるイベントの禁止、マニラ首都圏全体についてコミュニティ隔離措置(いわゆるロックダウン、封鎖措置)を発令。PAGCOR直営カジノを含む娯楽施設がゲーミング事業を停止した。3月15日には4月14日までの夜間外出禁止措置が発令。また、カジノ施設の閉鎖地域はフィリピン全土に拡大された。
隔離措置は度重なる変更・延長を経て、5月28日に6月1日以降もマニラ首都圏全域で「一般的なコミュニティ隔離措置(GCQ)」を継続することが発表された。
隔離措置は度重なる変更・延長を経て、5月28日に6月1日以降もマニラ首都圏全域で「一般的なコミュニティ隔離措置(GCQ)」を継続することが発表された。
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