7月5日に都知事選を控える現職の東京都の小池百合子都知事は、東京都へのカジノを含む統合型リゾート(IR)誘致を否定せず、「総合的に検討」するとの立場を示した。
6月17日に開催された日本記者クラブ主催の都知事選候補者の共同記者会見で、立候補者の宇都宮健児氏からの「カジノ誘致計画についてはきっぱりと中止すべきではないか」との質問に答え、「(統合型リゾートの中のカジノは)負けた人の犠牲の上になりたつとのご質問ですが、観光という点では誘客のメリットがある。メリット、デメリット含めこれを研究している。総合的な検討が必要という姿勢です」と述べた。
その後記者クラブから各候補者に対して、IR誘致の賛否を質問された際にも小池都知事は、インバウンド増にメリットがあると繰り返した。
「外国人旅行客をはじめとする観光、経済の成長、これを進めていくというメリットはある。まさしく『稼ぐ東京』です。一方で、依存症の問題等があるので、メリット、デメリットの検討をしているところです。国も様々な計画が後ろ倒しになっていると聞きます。それらを見ながら総合的な判断、検討をしていく」(小池都知事)
「外国人旅行客をはじめとする観光、経済の成長、これを進めていくというメリットはある。まさしく『稼ぐ東京』です。一方で、依存症の問題等があるので、メリット、デメリットの検討をしているところです。国も様々な計画が後ろ倒しになっていると聞きます。それらを見ながら総合的な判断、検討をしていく」(小池都知事)
昨年10月に、東京都の若手職員と有識者でつくる官民連携チームが都に提出した臨海部開発の提案の中には、江東区青海地区を想定したIR誘致案が含まれている。
また、都はIR整備の検討のために令和元年度の事業として、国内のギャンブル等依存症や海外のIRカジノ施設、MICE施設に関する調査を委託し、その報告書を今年3月に公表している。
また、都はIR整備の検討のために令和元年度の事業として、国内のギャンブル等依存症や海外のIRカジノ施設、MICE施設に関する調査を委託し、その報告書を今年3月に公表している。
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