カジノリゾート事業を核にする韓国を代表するレジャー企業パラダイス(Paradise Co., Ltd.)の第2四半期(4月1日~6月30日)の連結収益はCOVID-19の影響を大きく受け、前年同期比68.1%減の746.4億ウォン(約67億円)へと落ち込んだ。売上総利益はマイナス290億ウォン(約26億円)。カジノ事業の収益は前年同期比65.7%減の355.5億ウォン(約32億円)。
同社は3月下旬からパラダイスシティ、パラダイス・ウォーカーヒルなどのカジノホテルを閉鎖。4月下旬に営業を再開しているものの、海外からのビジターは14日間の自主隔離期間が必要なため、カジノ売上の6割近くを占めていた中国および日本からのVIP客からの売上がほぼなくなったままだ(同社グループのカジノは外国人専用)。※下図参照
仁川空港エリアで統合型リゾート「パラダイスシティ」を運営する子会社パラダイスセガサミー(Paradise SegaSammy Co., Ltd.)の収益は同75.4%減の260.2億ウォン(約23億円)、このうちカジノ収益は81.5%減の159.9億ウォン(約14億円)。売上総損失は217.1億ウォン(約19億円)。
なお、セガサミーホールディングスの第1四半期(4月1日~6月30日)業績に計上されているパラダイスセガサミー社の業績は1月から3月の数値のため、COVID-19の影響は反映されていない。
[備考]Dropとは、カジノ客がカジノテーブル上で現金をカジノチップに交換した総額
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