パチンコ業界に特化した市場調査や遊技機関連調査等を行うシーズリサーチ(東京都)が、EXSIM2(グローリー、グローリーナスカ)のデータを集計・分析したレポートによると、12月度の全国のホールの平均稼働はパチンコが前年同月比約75%、パチスロが同72%の水準で、いずれも11月度の前年同月比水準より低下した。
12月度の平均客数の落ち込みはパチスロよりもパチンコで大きかった。パチンコ客数は、4円貸は前年同月比82.0%で前月より3.2ポイント減少、低貸は同77.7%で前月より2.9ポイント減少。パチスロ客数は、20円貸は前年同月比84.7%で前月より0.9ポイント減少、低貸は同89.4%で前月より3.4ポイント減少。
パチンコ4円貸の平均客数を男女別に見ると、12月度は男性が前年同月比96.3%だったのに対して女性は77.9%。4月から12月を通して、前年と比べて女性客が少ない状況が続いている。平均客数を年代別に見ると、4月から12月まで20代・30代の構成比が前年より高い状態が続いており、12月度では前年同月より6.7ポイント高い35.1%だった。
パチスロ20円貸の平均客数を男女別に見ると、12月度は男性が前年同月比87.6%で女性は同86.7%とほぼ同水準。平均客数を年代別に見ると、12月度は20代・30代の構成比が46.1%、40代・50代が42.6%。6月以降、40代・50代の構成比が前年同月よりやや高く、その一方で20代・30代がやや低い状態が続いている。
シーズリサーチは同社WEBサイト(https://sees-research.com/trends20210105/)で詳しいレポートを公表している。
コメント
コメントを投稿