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6月, 2021の投稿を表示しています

長崎・佐世保IR 3事業者がRFP二次審査書類提出

長崎県が佐世保市への設置を進めているIR事業者の選定で、3月に1次審査を通過した3事業者(オシドリ、カジノオーストリア、ニキ・チャウフー)すべてが6月に2次審査に必要な書類を提出した。 コンソーシアム「NIKI Chyau Fwu(Parkview) Group」の代表企業であるTHE NIKIは21日に、提案書の提出を報告するとともに、大石惠津子エグゼクティブ・ヴァイスプレジデントの声明を発表。大石氏は、「世界クラスの長崎総合型リゾートを企画設計しました。九州にプレミアムな観光客を呼び込み、地域経済の活性化に寄与するとともに、アジアの重要な統合型リゾートとして主要なプラットフォームとなることでしょう。この過程で地域社会や自治体と協力し、世界有数の施設をこの地域にもたらすことを楽しみにしています」と述べた。 同コンソーシアムのプランは、九州・長崎IRの実現とともに、最先端技術を駆使した大村湾のスーパー・スマート・コミュニティの実現を目標にしているという。 Oshidori International Holdings Limitedを代表企業とする「オシドリ・コンソーシアム」は応募に当たりアメリカのカジノ事業者モヒガン・ゲーミング&エンターテイメントとパートナーシップを締結している。CASINOS AUSTRIA INTERNATIONAL JAPAN の母体はオーストリアのカジノ事業者であるを代表企業とするCASINOS AUSTRIA INTERNATIONAL。ニキ・チャウフーは提携しているカジノ事業者名を未だ公表していない。 県が想定しているスケジュールでは、今年夏から秋頃にIR事業者を選定し基本協を締結する。冬頃までに県とIR事業者で区域整備計画を作成し、佐世保市の同意、長崎県議会の決議を経て、2022年春頃に区域整備計画を国に申請する。 [関連記事] ▼ 長崎・佐世保IR 3事業者がRFP一次審査通過 〔2021-03-19〕 ▼ 長崎・佐世保IR モヒガン(米国)がオシドリと提携しRFP応募 〔02/01/2021〕 ▼ 長崎・佐世保IR 事業者公募開始 〔01/22/2021〕 ▼ 長崎・佐世保IR 1月7日から事業者公募開始 〔2020-12-29〕 ▼ 長崎県 IR実施方針修正案を公表 RFP開始は1月 〔2020...

セガサミーHD 横浜市IR事業者公募に正式参画 ~ゲンティンとの協業を公表

セガサミーホールディングスは6月11日、同日開催した取締役会において横浜市が実施する特定複合観光施設(IR)設置運営予定者の公募(RFP)にゲンティン・シンガポール・リミテッドと協業して応募することを決定するとともに、同日横浜市にRFP提案書を提出し受理されたことを発表した。 横浜市のRFPに応募したのは、ゲンティン・シンガポール・リミテッドを代表企業とする、綜合警備保障、鹿島建設、竹中工務店、大林組、セガサミーホールディングスから成るコンソーシアム。 ゲンティン・シンガポール・リミテッドおよび同社グループ企業はイギリス、アメリカ、シンガポール、フィリピン、マレーシアなどで多数のカジノリゾートの開発・運営実績を有する。特に有名なのはシンガポール・セントーサ島の「リゾートワールド・セントーサ」だ。今年6月にはグループ企業であるResorts World Las Vegas LLC がラスベガスに「Resorts World Las Vegas」を開業する。 横浜市のRFPにはマカオで「スタジオ・シティ」「シティ・オブ・ドリームス」などのIRを運営するメルコリゾーツ&エンターテインメントも応募しており、事業者選定はこの2事業者の一騎打ちとなった。市は今夏までに事業者を選定する予定。 セガサミーホールディングスは、市による事業者選定~国土交通省による区域認定等の一連のプロセスを通過する事を前提として、事業開始期日までの累計で最大約1,200 億円を支出する予定。

和歌山IR クレアベストが提携企業を発表

和歌山県が進めている統合型リゾート設置運営事業者公募において優先権候補者になっているクレアベストニームベンチャーズは6月8日、同社を代表とするコンソーシアムにAMSEリゾーツジャパン(以下、AMSE)とGroupe Partouche(以下、グループ・パルトゥーシュ)が中心的なメンバーとして参加することを発表した。 AMSEにはラスベガス・サンズ社(以下、LVS)のプレジデント兼COOを務めた(2009年に退任)William Weidner氏と、同氏が率いるGlobal Gaming Asset Managementのチーム(LVSのグローバル事業・建設部門の元社長であるBradley Stone氏、Melco Resorts & Entertainmentの元COO及びLVSのインターナショナル事業の元副社長であるGarry Saunders氏、並びにeスポーツ分野の起業家であるMario Ho氏)が参加しているという。 グループ・パルトゥーシュはフランスのカジノ運営事業者で、昨年8月にピクセルカンパニーズとTTLリゾーツが中心のコンソーシアム「ONE KYUSHU」との提携を発表。同コンソーシアムは今年1月に長崎県IRの事業者公募に応募したが、資格審査を通過しなかった。 クレアベストグループはカナダ・トロントに本社を置く投資会社で、北米を中心にカジノ業界に投資している。 [和歌山IR 関連記事] ▼ 和歌山県IR クレアベスト提案は雇用創出1.4万人 〔2021-06-02〕 ▼ 和歌山県 統合型リゾート事業者公募 クレアベストを優先権者候補に決定 〔2021-06-02〕 ▼ サンシティが和歌山IRから撤退を公式表明 〔2021-05-13〕 ▼ 日本IR導入の現状 RFPプロセスにあるのは4自治体 〔2021-04-28〕 ▼ サンシティグループ 反社会的勢力との関与を否定 〔2021-02-26〕 ▼ 和歌山県 IR開業目標時期を延期 大阪万博前の開業断念 〔2020-11-12〕 [長崎IR 関連記事] ▼ 長崎・佐世保IR 3事業者がRFP一次審査通過 〔2021-03-19〕 ▼ 長崎IR事業者公募 県が登録5事業者名を公表 〔2021-02-12〕 ▼ 長崎・佐世保IR モヒガン(米国)が...

5月のマカオのカジノ収益は前月比24.3%増

マカオ特別行政区のゲーミング産業の規制機関、博彩監察協調局(DICJ)によると、マカオ内の全カジノ施設の5月度のカジノ事業収益(GGR)は前月より24.3%増加し1,0445百万パタカ(約1,439億円)だった。3カ月連続して増加。 マカオでは感染症防止対策として昨年2月に全カジノ施設を15日間閉鎖し、月間のGGRは前年の12%に落ち込んだ。しかしその後の中国本土からの越境制限強化などにより、さらに厳しい状況になった。 今年の5月までのGGRの累計は42,487百万パタカ(約5,856億円)で前年同期を28.7%上回っている。

和歌山県IR クレアベスト提案は雇用創出1.4万人

和歌山県がIR設置運営事業者の優先権候補者に決定したクレアベストニームベンチャーズ(以下、クレアベスト)の提案の概要が公表された。  概要によると、特定複合観光施設の延床面積は約56.9万平米で初期投資額は約4700億円。運営等により約1万4000人の雇用創出を見込んでいる。  中核施設のうち「MICE施設」は、4.5万平米の国際会議場、14.3万平米の展示等施設(展示スペースは6万平米)。魅力増進施設は、日本遺産ミュージアム、和食レストラン、eスポーツ施設、アーバンスポーツパーク、インドアスカイダイビングなどが提案されている。宿泊施設の延べ床面積は約21万平米・約2700室。カジノ施設の延べ床面積は約3.8万平米(カジノ行為区画は床面積合計の3%以内)。  開業4年目(2030年)における経済波及効果(運営等)は約2600億円、目標来訪者数は約1300万人でうち外国人は約300万人、都道府県納付金は約230億円、都道府県入場料は約120億円。  ここに示された「初期投資額」が建設費用を指すのだとしたら、これはシンガポールのマリーナベイ・サンズ(以下MBS)の約5800億円より低く、リゾートワールド・セントーサ(以下RWS)の約4600億円とほぼ同水準。 「雇用創出」が直接雇用を指すか間接雇用を含むか不明だが、直接雇用を指すとしたら、MBSの約9000人より多く、RWSの約14000人に匹敵することになる。 都道府県納付金はカジノ収益(GGR)の15%であることから、開業4年目の年間カジノ収益を約1533億円と見込んでいると推測できる。なお、MBS、RWSの開業4年目(2013年)のカジノ収益はそれぞれ約2500億円、約1800億円だった。  クレアベストグループはカナダ・トロントに本社を置く投資会社で、北米を中心にカジノ業界に投資している。  

和歌山県 統合型リゾート事業者公募 クレアベストを優先権者候補に決定

和歌山マリーナシティにおいて特定複合観光施設(いわゆる統合型リゾート:IR)の設置運営事業者の公募・選定手続きを進めてきた和歌山県は6月2日、クレアベストニームベンチャーズ株式会社及びClairvest Group Inc.のコンソーシアムを優先権者候補に決定したと公表した。 事業者公募には期日である昨年4月30日までにクレアベストニームベンチャーズ(以下、クレアベスト)とサンシティグループホールディングスジャパン(以下、サンシティ)の2者が参加資格審査書類を提出したが、今年5月12日にサンシティが事業者公募からの撤退を表明した。 応募事業者がクレアベスト1者になったことで、仁坂県知事は18日の記者会見で、事業者を選ばずにIR誘致を断念する可能性もあると言及していたが、最終的には計画の実現を目指す決断をした。 県によると、県が設置した事業者選定委員会は3回の提案審査を行うとともに、これと併行して、カジノ事業の免許の基準を踏まえ適格性を確認するための予備調査を実施済み。4月30日に同委員会は、クレアベストよりサンシティの評価点が高いと報告していた。 今後、県は和歌山市及び和歌山県公安委員会との協議を経て、優先権者を選定する。    *   *   * [関連記事] ▼ サンシティが和歌山IRから撤退を公式表明  2021-05-13 ▼ 日本IR導入の現状 RFPプロセスにあるのは4自治体  2021-01-28