概要によると、特定複合観光施設の延床面積は約56.9万平米で初期投資額は約4700億円。運営等により約1万4000人の雇用創出を見込んでいる。
中核施設のうち「MICE施設」は、4.5万平米の国際会議場、14.3万平米の展示等施設(展示スペースは6万平米)。魅力増進施設は、日本遺産ミュージアム、和食レストラン、eスポーツ施設、アーバンスポーツパーク、インドアスカイダイビングなどが提案されている。宿泊施設の延べ床面積は約21万平米・約2700室。カジノ施設の延べ床面積は約3.8万平米(カジノ行為区画は床面積合計の3%以内)。
開業4年目(2030年)における経済波及効果(運営等)は約2600億円、目標来訪者数は約1300万人でうち外国人は約300万人、都道府県納付金は約230億円、都道府県入場料は約120億円。
ここに示された「初期投資額」が建設費用を指すのだとしたら、これはシンガポールのマリーナベイ・サンズ(以下MBS)の約5800億円より低く、リゾートワールド・セントーサ(以下RWS)の約4600億円とほぼ同水準。 「雇用創出」が直接雇用を指すか間接雇用を含むか不明だが、直接雇用を指すとしたら、MBSの約9000人より多く、RWSの約14000人に匹敵することになる。 都道府県納付金はカジノ収益(GGR)の15%であることから、開業4年目の年間カジノ収益を約1533億円と見込んでいると推測できる。なお、MBS、RWSの開業4年目(2013年)のカジノ収益はそれぞれ約2500億円、約1800億円だった。
クレアベストグループはカナダ・トロントに本社を置く投資会社で、北米を中心にカジノ業界に投資している。
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