カジノリゾート事業を核にする韓国を代表するレジャー企業パラダイス(Paradise Co., Ltd.)は8月11月、第2四半期(4月1日~6月30日)の業績を発表。連結売上はホテル売上が第1Qよりも改善したことで前年同期比13.4%増の846億ウォン(約80億円)。純利益は235億ウォンだがEBITDAは25億ウォンの赤字。
外国人専用であり日本及び中国からのゲストが大半を占めるカジノ事業は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を大きく受けている。カジノ売上は第1Q比で34.7%減少し、前年同期比13.6%減の445億ウォン。新型コロナの影響が本格化した2020年4月以降で最低となった。
同社子会社であるパラダイスセガサミー(Paradise SegaSammy Co., Ltd.)が仁川国際空港エリアで運営する統合型リゾート「パラダイスシティ」単体では、売上は前年同期を22.3%上回る318億ウォン(約30億円)、EBITDAは19億ウォンの赤字、純損失は277億ウォン。ただし、これら業績は第1Qを下回った。
部門別に見ると、ソーシャルディスタンスの緩和でホテル業績が回復し、前年同期比でほぼ2倍の169億ウォンになった。その一方で、カジノ部門の売上が同12.9%減少し139億ウォンにとどまった。第1Q比では54%も落ち込んだ。カジノ部門の売上は、同社ウォーカーヒルと比較して、パラダイスシティの落ち込みが大きい。
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