カジノリゾート事業を核にする韓国を代表するレジャー企業パラダイス(Paradise Co., Ltd.)は11月10日、第3四半期(7月1日~9月30日)の業績を発表。カジノホテル「パラダイス・ウォーカーヒル」、統合型リゾート「パラダイスシティ」などはいまだCOVID-19の影響を大きく受けており、連結収益は前年同期比67.0%減の90,551 million KRW(約85億2600万円)、営業損益は31,059 million KRW(28億8000万円)の赤字。ただし業績は第2四半期からはわずかに回復しており連結収益は21.3%増加、営業赤字も縮小した。
同社子会社であるパラダイスセガサミー(Paradise SegaSammy Co., Ltd.)が仁川国際空港エリアで運営する統合型リゾート「パラダイスシティ」単体では、収益は前年同期比78.4%減の29,249 million KRW(27億5400万円)、カジノ収益は同86.0%減の15,127 million KRW(14億2400万円)、営業損益は25,569 million KRW(24億700万円)の赤字だった。同施設内の一部のホテル、クラブ「CROMA」、スパ「CIMER」、テーマパーク「WONDER BOX」は7月1日から一時的に営業を休止している。
パラダイスが運営するカジノ施設はすべて外国人専用のため海外、特に日本および中国からの訪問客減少の影響を大きく受けているが、中でもパラダイスシティの落ち込みが特に大きい。
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