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遊技機1台当たり売上 4カ月連続前年割れ

パチンコホール売上高上位企業の、遊技機1台当たりの売上高が昨年7月以降前年割れを続けている。
サービス産業の売上高等の経営動向を把握するために経済産業省が毎月実施している「特定サービス産業動態統計調査」の10月度のレポートをもとに算出した、遊技機1台当たりの売上高は前年同月より3・3万円(7・7%)減少し39・6万円だった。前年同月を下回るのは4カ月連続。1日当たりに換算すると、1台当たりの売上高は1万3200円(30営業日で計算)。

調査対象企業の10月度の合計店舗数は1230店舗で前月より3店舗減少。1店舗当たりの平均設置台数は537・9台。これは2018年12月末時点の全国平均である427・7台を110台上回っており、売上高上位企業の保有店舗が相対的に大規模であることを示している。
同調査は、特定のサービス業に属する事業を営む企業(又は事業所)のうち当該業種の全国(又は特定の地域)の年間売上高の概ね7割程度をカバーする売上高上位の企業(又は事業所)を調査対象にしている。ただしパチンコホール事業については、本調査が捕捉している上位企業の売上高合計は全国店舗の約18%、店舗数合計は約12%。

The result of my analysis of the statistics of the Ministry of Economy, Trade and Industry, it became clear that the revenue of major pachinko operators was declining.
The average revenue per Pachinko / Pachislot machine per month decreased by 7.7 percent year-on-year to US$ 3.7 thousand in October  2019.
note) And approximately 85% of the revenue was returned to the player. The term 'revenue' in the pachinko industry is equivalent to 'drop' in the casino industry.
In comparison to the same month of the previous year, revenue declined for four consecutive months from July to October 2019. This means that even major operators are losing their ability to attract customers.
The statistic, ’Monthly Report on the Current Survey of Selected Service Industries’ examines just the higher rank operators in sales, not complete survey.

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