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遊技機1台当たり売上 6カ月連続前年割れ

パチンコホール売上高上位企業の、遊技機1台当たりの売上高が昨年7月以降前年割れを続けている。
The statistics of the Ministry of Economy, Trade and Industry shows that the revenue of major pachinko operators was declining.
サービス産業の売上高等の経営動向を把握するために、経済産業省が毎月実施している「特定サービス産業動態統計調査」によると、2019年12月度の遊技機1台当たりの売上高は前年同月より4.0万円(8.7%)減少し41.8万円だった。6カ月連続して前年同月を下回った。
1日当たりに換算すると1台当たりの売上高は1万3926円(30営業日で計算)。
調査対象企業の12月度の合計店舗数は1230店舗で前月より2店舗増加、前年同月より9店舗減少。1店舗当たり平均設置台数は537.7台。これは2018年12月末時点の全国平均である427.7台を110台上回っている。


同調査は、特定のサービス業に属する事業を営む企業(又は事業所)のうち当該業種の全国(又は特定の地域)の年間売上高の概ね7割程度をカバーする売上高上位の企業(又は事業所)を調査対象にしている。ただしパチンコホール事業については、本調査が捕捉している上位企業の売上高合計は全国店舗の約18%、店舗数合計は約12%。

The average revenue per pachinko/pachislot machine per month decreased by 8.7 percent year-on-year to US$ 3.8 thousand in December  2019.
note) The revenue in pachinko industry equivalents the amount of money inserted into a pachinko/pachislot machine.  Approximately 85% of the revenue is returned to the player. Based on an average net win in pachinko/pachislot of around 15%, the true gaming revenue is about US$570 per machine per month.
In comparison to the same month of the previous year, revenue declined for six consecutive months from July to December 2019. This means that even major operators are losing their ability to attract customers.
The statistic, ’Monthly Report on the Current Survey of Selected Service Industries’ examines just the higher rank operators in sales, not complete survey.

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