JRAは6月26日、7月4日から19日までのレースについて、無観客競馬を継続すると発表した。競輪が開催を中止しているのとは対照的だ。
COVID-19拡大防止のためにJRA史上初となった無観客レースが行われたのは2月29日と3月1日の中山、阪神、中京。投票券は電話・インターネットだけで発売されたにもかかわらず、馬券の売得金(勝馬投票券の発売金から返還金を引いた額)は3場合計して2月29日が対前年比87.4%、3月1日が同79.9%と健闘した。
2019年の電話・ネット投票の売得金と比較すると、2月29日は前年比22.1%増、3月1日は同14.9%増。※2019年の開催日は2月23日と24日。
つまり、中央競馬の売上の多くはすでに電話・インターネット販売にシフトしていたのだ。競馬ほどではないが電話・インターネット販売が広がっているボートレースは、初めて無観客で開催された鳴門(徳島県)では売上は半減だったものの、ボートレース徳山(山口県)では3月~5月の売上が前年同期比20%増になった。
中央競馬の売得金は1997年(平成9年)から減少の一途をたどり、2011年に東日本大震災に襲われ減少を更新。しかし、2012年に増加に転じると、以降8年連続して前年を上回っている。
ところが、1996年以降減少の一途をたどった開催場入場人員は、売得金が増加に転じた2012年以降も横ばいで増加していない。2012年以降の売上増加をけん引しているのは「電話・インターネット」による売上なのだ。
電話・インターネットによる売上(発売金)は2011年に1兆3489億円だったが、以降右肩上がりに延び2019年には1.5倍の2兆514億円に拡大し、売上の70.4%を占めるに至っている。
パチンコ・パチスロプレイヤーと競馬ファンは互いの4割以上が重複している。また、パチンコ・パチスロ非プレイヤーと比べると公営ギャンブルファンが多い。パチンコホールが一時休業を余儀なくされていた間に、パチンコ・パチスロを週1回以上の頻度で遊んでいたヘビー層の中で、公営ギャンブルを遊ぶ頻度が増えたという調査結果もある。公営ギャンブルの電話・インターネット販売が好調だった背景には、パチンコ・パチスロプレイヤーの公営ギャンブルへのシフトもあったと考えて間違いないだろう。
COVID-19拡大防止のためにJRA史上初となった無観客レースが行われたのは2月29日と3月1日の中山、阪神、中京。投票券は電話・インターネットだけで発売されたにもかかわらず、馬券の売得金(勝馬投票券の発売金から返還金を引いた額)は3場合計して2月29日が対前年比87.4%、3月1日が同79.9%と健闘した。
2019年の電話・ネット投票の売得金と比較すると、2月29日は前年比22.1%増、3月1日は同14.9%増。※2019年の開催日は2月23日と24日。
つまり、中央競馬の売上の多くはすでに電話・インターネット販売にシフトしていたのだ。競馬ほどではないが電話・インターネット販売が広がっているボートレースは、初めて無観客で開催された鳴門(徳島県)では売上は半減だったものの、ボートレース徳山(山口県)では3月~5月の売上が前年同期比20%増になった。
中央競馬の売得金は1997年(平成9年)から減少の一途をたどり、2011年に東日本大震災に襲われ減少を更新。しかし、2012年に増加に転じると、以降8年連続して前年を上回っている。
ところが、1996年以降減少の一途をたどった開催場入場人員は、売得金が増加に転じた2012年以降も横ばいで増加していない。2012年以降の売上増加をけん引しているのは「電話・インターネット」による売上なのだ。
電話・インターネットによる売上(発売金)は2011年に1兆3489億円だったが、以降右肩上がりに延び2019年には1.5倍の2兆514億円に拡大し、売上の70.4%を占めるに至っている。
この流れの中、COVID-19の影響で外出自粛を余儀なくされ、人々は家の外でレジャーを楽しめない状況になった。これがJRAの電話・インターネット販売の追い風になったのだ。
パチンコ・パチスロプレイヤーと競馬ファンは互いの4割以上が重複している。また、パチンコ・パチスロ非プレイヤーと比べると公営ギャンブルファンが多い。パチンコホールが一時休業を余儀なくされていた間に、パチンコ・パチスロを週1回以上の頻度で遊んでいたヘビー層の中で、公営ギャンブルを遊ぶ頻度が増えたという調査結果もある。公営ギャンブルの電話・インターネット販売が好調だった背景には、パチンコ・パチスロプレイヤーの公営ギャンブルへのシフトもあったと考えて間違いないだろう。
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